2025/01/18 17:29
結婚式で披露される「プロフィールムービー」は、新郎新婦の生い立ちや出会いのストーリーを紹介するアイテムです。ゲストへの感謝の気持ちも込められるこのムービーは、実はパートナー側のゲストにとっては初めての「お披露目」となることも多いです。自作をする際にはプロフィールムービーの時間設定は重要なポイントです。長すぎてもゲストの関心を引き続けることが難しく、逆に短すぎると伝えたいメッセージが十分に伝わらない可能性があります。 そこで今回は、結婚式プロフィールムービーの「適切な長さ」について解説していきます! まずは結婚式プロフィールムービーの一般的な長さと、写真枚数について理解していきましょう。 プロフィールムービーを作る際に最初に考慮すべき要素は「長さ(時間)」です。一般的な目安として、以下の構成をトータルで「7分〜10分」に収めることがベストです。 時間の感覚はゲストの立場になって考えることが重要です。6分より短い場合、写真や情報が少なく、ゲストには物足りなさを感じさせる可能性があります。一方で、あまりにも長いプロフィールムービーだと、ゲストの集中力が切れてしまい、途中で飽きてしまうかもしれません。プロフィールムービーは、ゲストが「もう少し見たかったな」と思う程度の長さがベストです。そのため、7分〜10分を目安に作成することをおすすめします。この時間であれば、充実した内容を伝えながらも、ゲストの関心を引き続けることができるでしょう。 結婚式プロフィールムービーでは、1枚の写真を表示する時間は「約8秒」とされています。この8秒という時間が長く感じるかもしれませんが、プロフィールムービーの写真にはコメントも付けられます。ゲストは写真を見ながらコメントを読むという2つの作業を同時に行う必要がありますので、1枚あたりの目安時間は8秒となります。プロフィールムービーをゲストに「わかりやすく」「楽しく」見てもらうためには、全体の時間と1枚の写真の時間の両方が非常に重要であることがわかります。例えば、7分(420秒)のプロフィールムービーを作る場合、計算は次のようになります。「420秒 ÷ 8秒 = 53枚」です。 それぞれの構成ごとに以下の時間配分がおすすめです。今回は7分のプロフィールムービーを想定しています。 ムービーの最初には、華やかなオープニングシーンを設けることで、ゲストの注目を引きます。30秒程度の時間を割くと良いでしょう。写真の枚数目安は3〜4枚です。 新郎の生い立ちには、約120秒(2分)程度の時間を割きます。彼の成長や家族との思い出をゲストに伝えるために、十分な時間を確保しましょう。写真の枚数目安は約15枚程度です。 同様に、新婦の生い立ちにも約120秒(2分)程度の時間を充てます。彼女の背景や家族のエピソードを描くことで、感動的なストーリーを作り上げます。写真の枚数目安は新郎同様に約15枚程度です。 ふたりの出会いと恋愛のストーリーには、約120秒(2分)程度の時間を使います。初めての出会いからお互いを知り、結婚に至るまでの道のりを描きましょう。写真の枚数目安は約15枚程度です。 プロフィールムービーの最後には、感動的なエンディングを用意しましょう。30秒程度の時間を設け、ふたりの幸せな未来やゲストへの感謝の気持ちを伝えます。写真の枚数目安は3〜4枚です。 上記のような構成で7分のプロフィールムービーを作成することで、各シーンに適切な時間を配分し、ゲストにとって見やすく楽しいムービーを提供することができます。ただし、具体的な時間配分は状況や好みによって異なる場合がありますので、自分たちの希望や結婚式のスケジュールに合わせて調整することも大切です。 次にここからは、自作する上で多くの花嫁様が抱える悩みとその対策について解説していきます。 紹介したい写真がどれだけ多くても、1シーンでは多くても2枚の写真に留めておくことをおすすめします。基本的には1シーンにつき1枚使用してコメントを記載しますが、2枚の写真を使用する場合は、そこにコメントも記載するとなると小さくなり見づらくなってしまうため、文字数はその分、少なくしましょう。 写真の枚数が少ない場合は以下のポイントに留意しながら、ゲストに感動や喜びを与えるプロフィールムービーを作成しましょう。■プロフィールムービーのおすすめ時間と必要な写真枚数
おすすめ時間は7分〜10分程度
時間から逆算して写真枚数を考えよう!
■【構成から考える】プロフィールムービーの上手な時間配分とは?
オープニングに30秒
新郎の生い立ちに約120秒程度
新婦の生い立ちに約120秒程度
新郎新婦の馴れ初めに約120秒程度
エンディングに30秒
■こんな時はどうする?結婚式プロフィールムービーを自作する上で引っかかりやすいポイント
紹介したい写真がたくさんありすぎる
写真の枚数が少ない
→臨機応変にそれぞれの構成の長さを調整しよう
各構成の時間配分を調整することで、写真をゆっくりと見せる時間を確保することができます。写真1枚あたりの表示時間を長くすることで、ゲストが写真をじっくりと楽しむことができます。→馴れ初めシーンは今からでも撮影
もし写真が足りないという場合、馴れ初めシーンに使用するものであれば今からでも撮影することができます。ふたりの特別な場所や思い出の場所での撮影を計画し、新たな写真素材を追加することができます。■まとめ
結婚式プロフィールムービーの適切な長さは、一般的には7分〜10分程度が目安です。プロフィールムービーは新郎新婦の人生や出会いのストーリーを伝えるための特別な映像ですが、長すぎるとゲストの飽きを引き起こす可能性があります。そのため、重要なエピソードや感動的な瞬間をカバーしつつも、7分〜10分程度に収めることを目指しましょう。