2025/01/18 20:39
結婚式プロフィールムービーは、結婚式の演出として今や必須のアイテムです。最近では『オリジナリティのある動画にしたい』『コストを抑えるため』などさまざまな理由があり、スマートフォンやパソコンを使って自作するカップルも増えてきています。しかし、実際に作るとなると下記のような疑問が浮かぶ方も多いでしょう。
「どのような構成にしたらいいの?」
「写真やコメントはどうすればいい?」
「動画なんて作ったことがないからわからない…。」
そこで本記事では、プロフィールムービーを作成しようと考えているあなたに向けて、基本的な構成や真似したくなるようなアイデアを紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
披露宴で結婚式プロフィールムービーの演出はなぜ行われる?
結婚式プロフィールムービーは、新郎新婦のプロフィールをゲストに紹介するための演出アイテムです。以前は司会者が言葉だけで生い立ちや出会いを簡単に紹介するのが一般的でした。そのため、特に注目される要素がなく、プロフィール紹介は進行の一部として扱われる傾向がありました。しかし、プロフィール紹介をムービー演出にすることでゲストの注目をしっかりと集めることができるため、今ではほぼ全ての披露宴で行われる一般的な演出となっています。ただし、ゲストの注目を得る一方で、構成には注意が必要です。プロフィールムービーの内容や上映時間によっては、ゲストが飽きたり疲れたりする可能性があります。そのため、構成を考える際には、ゲストが楽しめるようなバランスの取れた流れになるように意識する必要があります。
結婚式プロフィールムービーのおすすめ上映時間と写真枚数を知ろう
プロフィールムービーの構成を考える前に、ムービーの長さをどの程度にするのか、写真枚数はどの程度必要になるのか、以上の2点を考えていく必要があります。
おすすめ上映時間は5分〜8分
プロフィールムービーは、主に結婚式の中座のタイミングで上映されるムービーです。その中でおすすめの上映時間は5分〜8分とされています。(※式場によって異なりますので事前にプランナーさんにお聞きすることを推奨します)新郎新婦の中座時間はお色直しの内容やドレスと着物の選択、そして写真撮影の有無などによって異なりますが、一般的には約30分程度です。この時間帯ではゲストは食事を楽しんだり、挨拶回りをしたり、トイレや休憩をするなどの活動を行います。そのため、プロフィールムービーの上映時間が長すぎないように注意が必要です。
準備する写真枚数は全体で30枚〜45枚
一般的に見やすいとされている写真の表示時間は1枚あたり8秒とされていいます。つまりプロフィールムービー全体の5分〜8分で考えると、おおよそ30枚〜45枚が望ましいとされています。1シーンに2枚以上の写真を紹介される方もいらっしゃいますが、8秒という短い時間内で複数の写真とコメントに目を通すのはなかなか難しいです。2枚以上紹介されるシーンでは表示時間を延長するなどの調子を加えましょう。求める方に特におすすめです。
【保存版】結婚式プロフィールムービーの基本構成と作成ポイントを解説!
結婚式のプロフィールムービーでは、以下のような定番の構成が一般的です
それぞれについて詳しい作成ポイントを解説していきます。
1:オープニングシーン
オープニングシーンは、プロフィールムービーの最初の印象を作り出す重要な部分です。視覚的に一目で内容が分かる魅力的なタイトルを作成することが重要です。さらに、映像にはインパクトを持たせることで、ゲストのワクワク感を高めることができますポイントとして、結婚式のテーマやカップルのイメージに合わせた映像や音楽を選びます。
例えば、華やかな場面ならば明るく華やかな音楽を選び、感動的な場面ならば優雅で感動的な音楽を選ぶなど、ムービーの雰囲気に合った選曲を行いましょう。また、写真は事前に前撮りなどで撮影された”映える“ 写真を冒頭で使用することでゲストの皆さんの注目を集めることができます。
2:新郎生い立ちシーン
生い立ち紹介の冒頭で新郎のプロフィールシーンを流しましょう。その後、写真や映像を使って子ども時代から成長してきた様子を出します。基本的には幼少期〜現在までを時系列に沿って写真や動画で紹介していきましょう。家族や友人との思い出の写真や映像を交えることで、新郎の人柄や経験を伝えることができます。また新郎の個性や特技、夢などを紹介する場面も盛り込みましょう。趣味や特技などの映像や写真を組み込むことで、ゲストに新郎の魅力や親近感を伝えることができます。
3:新婦生い立ちシーン
新郎同様に新婦の子ども時代から成長してきた様子や家族との思い出を写真や映像で出しましょう。家族との絆や幸せな時間を感じさせる映像を組み込むことで、新婦の魅力を伝えられます。また新婦の生い立ちを写真で紹介する際は、本人だけが写っている写真だけではなく、ゲストと一緒に写っている写真を選びましょう。ゲストが一緒に写っている写真を見ることで、「ああ〜こんな時もあったな、懐かしい!」と一緒に思い出を振り返る良いきっかけとなります。
4:新郎新婦馴れ初めシーン
馴れ初めの紹介は結婚式のプロフィールムービーにおいて必須の内容ですが、ゲストが飽きてしまう可能性があります。連続でツーショット写真を見せられると、ゲストは「もうおなかいっぱい…」と感じることもあるのです。そのため、ストーリー性を持たせてテンポ良く進行させることが大切です。まずは出会いのきっかけから始まり、お互いの第一印象、お付き合いに至った過程、入籍までの思い出などをテンポよく紹介していきましょう。
5:エンディング
エンディングでは以下のようなメッセージを通して、抱負やゲストへのメッセージを伝えることができます。
・皆さまのお力添えのおかげで この素晴らしい日を迎えることができました 心から感謝しています
・これまで温かく見守ってくださり 心から感謝しています まだまだ未熟ですが これからもずっとお付き合いいただければ幸いです
・本日はお集まりいただきありがとうございます 引き続き披露宴をお楽しみください
・ご覧いただき心から感謝申し上げます まもなく再入場となりますので引き続きお楽しみください
このようなエンディングメッセージでは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、再入場への布石を打つフレーズを取り入れることもおすすめです。これにより、ゲストの期待感を高めることができるでしょう。
結婚式プロフィールムービーの写真選びのポイント
さて、結婚式ムービーを作成する上での基本的な構成はご理解いただけましたでしょうか?ここからはそれぞれのシーンで使用いただく写真選びのポイントについて紹介していきます。
横長の写真がおすすめ
プロフィールムービーは横長のスクリーンに映すことを想定していますので、写真に関しても横長のものをご使用いただくのが理想的です。縦の写真を使用することで、写真の大きさを小さく調整しなければいけないだけでなく、左右に不自然な余白ができてしまいます。十分に使用できる写真がある場合はなるべく優先的に横長の写真を使用しましょう。
1シーンなるべく1枚(多くて2枚)
シーンごとに1枚の写真を選ぶことを心掛けましょう。1つのシーンに複数の写真を使用すると、ゲストが見る写真の数が増えて飽きてしまうだけでなく、写真とコメント両方に目を通すことができない可能性もあります。たくさん見せたい気持ちをグッと抑えて、最も印象的な写真を選び、ストーリー性を高めましょう。
ゲストの皆さんも一緒に映っている写真を選定
新郎新婦だけでなく、ゲストが一緒に写っている写真を選ぶことで、ゲストも思い出に浸ることができます。共有の思い出を持つ写真を選ぶことで、より結婚式の雰囲気を盛り上げることができるでしょう。
ご自身の人柄がわかる写真を選ぼう
プロフィールムービーは新郎新婦の人柄や個性を伝えるためのものです。自然な笑顔や表情豊かな写真、趣味や特技を活かした写真など、ご自身の魅力や個性を反映した写真を選びましょう。ゲストが新郎新婦の魅力や親近感を感じられるような写真を選ぶことが大切です。結婚式プロフィールムービーはコメントの文字数に要注意。次に結婚式プロフィールムービーの重要な要素となるコメントの、押さえておきたいポイントを解説していきます。
ワンシーン30文字以内に抑えよう
プロフィールムービーに含まれるコメントの文字数は、25〜30文字程度を目安にしましょう。プロフィールムービーでは写真と一緒にコメントを表示することが一般的ですが、文字数が30文字を超えて多くなると、ゲストが読み切れなくなってしまう可能性があります。プロフィールムービーは家族や友人への感謝の気持ちを伝えるための貴重な機会ですが、文字を追うのに必死でゆっくり観賞することができないと、意味がなくなってしまうため注意が必要です。
合わせて視認性も要チェック!
同時に、コメントの視認性も重要な要素です。文字の色やフォントの選択に気を配り、背景との対比を考慮しましょう。明るい写真には濃い文字、暗い写真には明るい文字を使用するなど、文字が鮮明に読みやすい配慮が必要です。
また、文字が写真の一部と重ならないように配置することも大切です。ゲストがスムーズにコメントを読み取れるよう、視認性にも注意しましょう。結婚式プロフィールムービーの音楽(BGM)は2曲がおすすめ!結婚式プロフィールムービーでは一般的に、2〜3曲のBGMを使用することが推奨されています。ただ、3曲使用する場合は1曲あたりの時間が短くなり、1番聴かせたいサビの途中で音楽が切り替わってしまうなどデメリットがあります。新郎新婦に強いこだわりがない場合は、2曲の構成をおすすめします。2曲の構成の場合、オープニング・新郎新婦の生い立ちシーンで前半の1曲、新郎新婦馴れ初めシーン・エンディングで後半1曲を使用しましょう。
まとめ
結婚式プロフィールムービーの基本構成と写真・コメント選びのポイントを解説いたしました。結婚式プロフィールムービーの鉄板構成は以下になります。
1:オープニングシーン
2:新郎生い立ちシーン
3:新婦生い立ちシーン
4:新郎新婦馴れ初めシーン
5:エンディング
なお、こちらの構成に合わせて使用する写真を選び、それぞれのシーンでコメントを選定していく必要がございます。プロフィールムービーはゲストにとっても特別な一時です。基本構成と写真・コメント選びのポイントを押さえながら、素晴らしい思い出を共有し、感動を届けましょう。本記事を参考にし、素敵な結婚式のプロフィールムービーを作成ください。